サンパウロ・ビエンナーレ展

第29回サンパウロ・ビエナーレが9月25日~12月12日まで当市イビラプエラ公園内ビエナーレ館(オスカー・ニーマイヤー設計)で開かれています。
最近同財団は莫大な借金があったのですが、やり手の企業家ヘイトール・マルチンス氏をむかえ、開催にこぎつけました。予算は1700万ドル。世界の159アーチスト、600点が展示されています。
入場無料。美術教育の一環として、小中高生のために、多数のガイドが働いています。

物議をかもした作品から。生きたハゲタカが死肉を食べる作品に動物愛護協会から厳重な抗議が入り、2日目に回収。鉄製の檻だけが宙に浮いてました。

今度はハモノやピストルでルーラ元大統領やブッシュ元大統領やエリザベス女王を脅している絵画には、当地の弁護士協会から暴力犯罪を助長するとして撤収の抗議が来ていますが、財団はこちらには表現の自由であるとの見解を示しています。

奈良美智さんのナイフを持つ少女の方がいいですよね。

現代アートは何だか分からないから嫌いという風潮が普通。私の友達も頭が痛くなるからいかない組。
でも見なきゃコメントもできないでしょ。ゴミの山?木屑の捨て場所?線の交じり合う美しさ?美しい布地で迷路作り?椅子が並んでるだけじゃないの?ビジュアル・アートが半分?くらい占めていました。窓の外の自然を見て息抜きしながら見て回りました。外に出ると、日本の鳥居に植物写真がぶら下がっていました。その前には禾の字の形象?

ベルサイユ宮で日本人アーティスト村上氏の現代彫刻が賛否両論で、1日の入場者が1500人を超えたとのニュースを有力紙が伝えています。いやな感情や眠っていた感覚を揺り起こす働きも現代アートにはあるんでしょうね。
入場者数を百万と予定していましたが、53万人と修正してます。
興味のおありの方はビエナール公式サイトへどうぞ!http://www.29bienal.org.br/
キューレイターとして日本から長谷川ヨーコ氏が参加しています。金沢近代美術館を経て、国立東京近代美術館へ。ブラジルの現代美術関係の展示会も手がけた方だそうです。 日本からの6人グループChim Pom の作品どこにあるのかわかりませんでした。残念!!














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Blogには航海日誌という意味もあるとか。それならば人生の航海日誌を日々の何気ないできごとにたくして、人生の終盤を私流に生きていますということを、ちょっとかっこつけて、書いてみようと思い立ちました。サンパウロに住む利点を生かし、まったく個人の目からみたこちらのニュースも流します。もう一つ、自他共に許すあの福山さんの大ファンなので、彼の発言をだしに、一言申し上げる所存でもあります。反発され、石が飛んでくるかも知れませんね。

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学生運動の最盛期に卒業し、移住。血液 AB型 趣味 お琴・コーラス・読書

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